当養鶏場では、開放鶏舎でのケージ飼育を行っています。原始的な放し飼いと最新鋭のウインドウレス鶏舎でのケージ飼いのちょうど中間に位置するような飼養方法です。
一般的に、放し飼いの方が健康的なイメージがありますが、鶏が直に土に触れているため土壌中の有害菌との隔離ができないので、衛生面での管理が難しくなります。また、産卵後卵に傷や鶏糞が付着する前に人間の手で集めて回らなければならないため、ケージ飼いよりも人件費も嵩むことが多いようです。更に、雪の降るような地方では、冬場は屋外で放し飼いにすることは難しく、寒さ避けのための鶏舎を用意するとなれば、その分のコストも掛かります。
一方、最新鋭のウインドウレス鶏舎は、空調や光等全てをコンピュータで管理する文字通り窓の無い鶏舎です。狭い土地を有効に活用するため、高層ビルのようにケージが何段にもなっているのが特徴です。コンピュータで集中管理できるため人件費は少なくて済みますが、人手が少ない分ケージの隅々まで目を行き届かせるのが難しくなります。
当養鶏場では、様々な飼養方法を比較検討した結果、開放鶏舎でのケージ飼育がコスト面でも鶏の健康管理の面でも最良であるとの結論に達しました。
天気の良い日は鶏舎の窓に設置してあるカーテンを開けて自然の風を入れ、鶏に日光が当たるよう配慮しています。新潟という場所柄冬場は雪が降るような寒い日も多いですが、そういう日はカーテンを閉めることで温度調節をし、鶏が体調を崩さないよう細心の注意を払っています。毎日採卵担当者が鶏舎に入って手で集卵しているため、鶏の様子を見ながら日々きめ細かい対応ができるのです。